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2020.05.28
子育て日誌「母親の葛藤」

『母親の葛藤』  森田 洋未

みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか?
我が家には年中児の娘と1歳4ヶ月の息子がいます。緊急事態宣言発令後、我が家の子どもたちも登園を自粛しています。主人は発令後も出勤しているため、主人の休みの日に私が出勤するという形を取り、登園自粛を始めてから約1ヶ月半が過ぎました。
子どもたちを自粛させられることになった時、正直安心感が大きく始めは「さて、明日から何しよう⁈」と気合を入れられた私…。それぞれ1歳半と11ヶ月で入園した子どもたちとまたこんな風にずっと一緒に過ごせるなんてちょっと嬉しい…なんてポジティブに考えられた私…。
でしたが!
現実はそんなに甘くなかった…。ただの長期休みと違って、登園自粛ということは寝起きから寝かしつけまで自分一人で見ることが続く。24時間毎日一緒ということはそれこそ1分足りとも一人の時間がない。家で過ごせるのはとてもありがたいけれど、綺麗ごとばかり言っていられない現実にぶち当たりました。
ひとり遊びが得意だった娘はこの自粛期間中に集中して遊ぶことがかなり減りました。毎日家にいてメリハリがないというのが大きな原因の一つかもしれません。そこで何度も遊びに誘われます。でもこちらも息子の機嫌が良い朝のうちに家事を一気に済ませ、さぁちょっとお茶でも…と思ったところに「ママ遊ぼうよ〜」と言われたり、二人の物の取り合いなんかが始まったりすると、ちょっと放っといてくれー!と言いたくなったりします。
そして、口を開けば「Amazonプライム(YouTube)見ていい?」と言うようになり、それまであまり見せて来なかったこちらとしてはこれがまた気になる…。でも見ててくれるとちょっと自分が休めるので、いいよ!と言いながらも、少しもやもやするの繰り返し。
始めこそ自粛が明けた時のためにそれなりに規則正しく…と心掛けていたものの、そもそも楽しみが大幅に減っている子どもに今までのように大人が思うルールで過ごさせるのはどうなのか疑問を持つようになりました。
そして、こういう疑問や葛藤を誰かに気軽に話せる環境にないというのがさらに自分を悶々とさせました。これまでは何かあっても誰かと話したり会ったり、日常を過ごすだけでリフレッシュしたりリセットできたりしていたのに、毎日家で子どもたちと過ごす日々は、疲れも悩みごとも溜め込む一方になるということを知りました。
TVをつければコロナのニュースに不安を煽られ、近所の子たちは外で遊んでいるため娘から毎日どうして私だけだめなの?と聞かれ悲しそうにしている姿に切なくなり、SNSを開けば工夫して楽しんでいる人たちがキラキラして見える…
工夫している人が称賛されるばかりで、誰も「何もしなくていいですよ!」とは言ってくれない。何かしなきゃ、ポジティブに捉えて楽しまなきゃ、という焦りのようなものが生まれる。
そんな感じで始めの気合や余裕はどこへやら状態になりました(^_^;)
そんな時、ちょうど職場のzoom会議で藤原里美先生(なおみ先生の日記参照)の講義を聞く機会がありました。その中で当時の私がとても救われる言葉が…
• 子どもがそこにいると構ってあげなくてはいけない気になる、でもかまわず放っといてOK!
• 起きる時間寝る時間を大体決めて三食、それだけで十分。
• 幼稚園、保育園、学校が無い分、家できちんとさせなきゃならない気がするけど気にしなくていい!最悪この事態が一年続いたとしても、来年またみんなでやり直せばいい。
• こんな機会はないから大人も子どもものんびりしよう!
この考えに私の中で悶々としていた葛藤の雲が一気に晴れました。
TVやYouTubeばっかり…が気になっていたけど、YouTube祭りの日があったっていい!
免疫力を考えるとご飯作りが憂鬱だったけどとりあえず何か食べてればいい!
ある程度好き勝手させて、大人も子どもも適当に過ごして共にストレスをできるだけ減らして健康を守る!自粛が明けたら、私は家族と自分の健康を守りました!と堂々と言おうという結論に行き着きました。
…適当に過ごすというのは少し聞こえが悪いかもしれませんが、私の場合は近くにいるとついつい目につく娘の行動に口を出しすぎてしまうので、声をかける回数を減らす、「まぁいっか!」と目を瞑るように意識しています。
それでもやっぱりうまくいかないことはたくさんあります。イライラガミガミ虫になっていることが多いです(^_^;)その話はまたの機会に…笑
特別なことはできなくても、今日も一日お互い健康に過ごしましょうね!(^^)


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